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【Feel Like Makin’ Love / Roberta Flack 超解説】セッション定番曲の紹介・解説

Feel Like Makin' Love解説

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こんにちは、ベーシストのどーのです。

今日紹介する楽曲は、Roberta Flackの「Feel Like Makin’ Love」です。

ジャズファンクセッションで必ずといっていいほど演奏されるこの楽曲について、この機に覚えましょう。

ただし、この曲には複数のルールや派生があったりします。文章だけでは分かりづらい部分があるかもしれません。可能な方は本記事の内容を覚えたらセッションに足を運んで実践してみてください!

Roberta Flackについて

Roberta Flack(ロバータ・フラック)氏はアメリカ合衆国ノースカロライナ州出身の歌手です。

紹介記事を書いている2020年9月現在で83歳。1969年にプロとしてデビューした後、数々のヒット曲を世に送り出している歌手です。同じく歌手のダニーハサウェイとのデュエットアルバムを世に出すなど、話題性にも富んでいます。

本記事にて取り扱うFeel Like Makin’ Love(邦題:愛のためいき)は1974年に発表され、全米1位を記録した楽曲です。

Feel Like Makin’ Loveについて

Feel Like Makin’ Loveの譜面は以下のようになります。

Feel Like Makin’ Love 譜面サンプル

この曲は主にキー=Ebで演奏されます。

イントロ

この曲を演奏する場合には、イントロで2つのコードを繰り返します。(Fm7⇒Bb7)

この2つのコードをしばらく繰り返して雰囲気が整ったらAメロに進んでいきます。

こうした場合4小節単位で繰り返しますが、繰り返し回数に明確な決まりはなくボーカリストが始めようと思ったタイミングで合図を出して進行していきます。

テーマ

ボーカリストがテーマ(メロディ)を歌います。インストで演奏する場合には管楽器・鍵盤・ギターなどの楽器でテーマを取ります。

大きく Aメロ→Bメロ と2つのブロックで構成されています。基本的にはこの17小節をずーっと繰り返します。

注意すべきBメロのサイズについて

さて今の記載で17小節と書いたことに違和感を持たれた方もいらっしゃるかと思います。

というのも、Bメロの2段目を見て下さい。この行は全部で5小節にになっています。

16小節目でコードをEbから半音ずつ上昇するのですが、その最後のFの音を1小節伸ばしたあと、繰り返しに入ります。
Feel Like Makin’ Love Bメロ

ソロ

ソロ部もこの曲の繰り返しの17小節単位で演奏します。

17小節をn回演奏します。人によっては1回だけで満足でしょうし、人によっては2-3周とりたい人もいるかと思います。

何回演奏するかは演奏者の裁量に任されるため、あまり長くなり過ぎないように注意しましょう。

こうした場合には、演奏するフレーズのみではなく、「声を出す・手を上げる」、といった行動でソロが終わることを伝えることも出来ます。

多少不恰好になっても全然問題ないので、次のソリスト(ソロを弾く人)のためにも自分のソロが終わることを周りに伝えてあげましょう。

ここでソロの受け渡しに失敗すると、自分で更に17小節演奏することになります…

ドラムソロについて

本曲Feel Like Makin’ Loveにおいてはここでソロを取らない場合も多くみられます。

その場合、どうするかはアウトロ部にて書くのでチェックしてください!

バックテーマ&アウトロ

ソロが終わったあとにはテーマに戻ります。

このテーマの進行にも大きく分けて2パターンがあります。

  • A⇒Bを2まわししてアウトロに進む
  • A⇒Bにすすみ、Bをx timesループしてアウトロに進む

1つ目の記述の2回しについては比較的わかりやすいかと思います。通常進行の17小節を2周してアウトロに進みます。

ややこしいのは2パターン目です。

A⇒”B”(もしくはA⇒B⇒A⇒”B”)のBに入ったあと、Bの7小節目以降でまたAbM7に戻ります……

と書くと非常にややこしいのですが、実際にはこういう進行になります。
Feel Like Makin’ Love アウトロ2

さっきと比べてシンプルになったことが分かります。この8小節をぐるぐる回していい感じになったところで、Eb7⇒E7⇒F7に進行します。
Feel Like Makin’ Love アウトロ

※サボって繋がりの記述が変になってますがご容赦ください…
アウトロに入ると、Eb7⇒E7⇒F7のキメを繰りかえして、その上でドラムソロをとることがあります。x timesで任意の回数繰り返します。

ドラムソロをとらない場合は2-3回繰り返してRit(ゆっくりにして)で終わります。

まとめ

ジャズファンク系のセッションでは超頻出曲のFeel Like Makin’ Loveについて解説してみました。

基本的には17小節単位でグルグル回すだけなのでそんなにややこしくないのですが、アウトロにかけてややこしくなるパターンがあります。

ただし、演奏する人によって演奏のルールが若干ちがう可能性もあるので演奏前に確認するとより良いです!

Feel Like Makin’ Loveの解説は以上になります。

質問などありましたらお気軽にご連絡ください。

Feel Like Makin’ Loveをセッションで練習してみる

HOWジャムの開催する初心者セッションでもFeel Like Makin’ Loveをよく取り扱います。

是非一緒に練習しましょう。

参加申し込みは以下から可能です。







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