ジャムセッションの暗黙のルール・やり方を徹底解説!

ジャムセッションのルールについて
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ジャムセッションには興味あるけれどよく分からないし怖い・・・・
ってか、そもそもどこで開催しているの?
ジャムセッションって難しくない?

この記事にたどり着いた方の多くは、そのように思っている。もしくは、そう思っていた方が多いのではないでしょうか。

普段セッションに行かない人と話をしていると

  • 「セッションのやり方を教えて」
  • 「セッションに行くにはどうすればいい?」
  • 「セッションってルールが多くて怖い」

といった質問や感想を聞くことが非常に多くあります。

こうしてブログを介してセッション情報を発信している僕自身も過去には同じように抵抗を強く持っていました。初めて行ったセッションでルールが分からず嫌な思いをしたこともあります

その後色々なセッションに行って分かったことですが、やはり皆が楽しむために作り出されたルールや決まり事・暗黙のルールがあり、常連メンバーはそうした決まりごとに則って演奏を楽しんでいます。

その一方で、そうした暗黙のルールや決まり事を教えてくれる場所はほとんどありません。

ジャムセッションになじみのない・抵抗がある人からすると、漠然としたイメージがあったとしても具体的なイメージは沸かないものでしょう。そこで、今回はこの記事を通してセッションのルールやセッションのやり方についてご紹介します。

ジャムセッションって

  • なにを
  • どうやって
  • いつ
  • どこで
  • 誰と

するの?

それでは、これらの疑問についてひとつずつ説明していきます。


ジャムセッションでは何をするの?

演奏する内容

最初の疑問はこれでしょう。ジャムセッションっていったって何を演奏するのか?

僕自身ベースを手にしてからこれが長年の疑問でした。「ジャムる」なんて表現、漫画なんかでよく見聞きしますよね。それをマネしようと学生の頃、先輩達と何も決めずにスタジオに入ったことがあります。これもひとつのジャムセッションです。

しかしながら、アドリブ演奏に慣れていない人々にとって、何も決めずに演奏するという楽しみ方は少しハードルが高いものです。

そこで多くのジャムセッションでは、セッションスタンダード(通称スタンダード)と呼ばれる「定番曲」を中心に演奏することが多くみられます。

スタンダードの中で有名な曲では、

定番曲のなかで有名なもの
  • Stand By Me
  • Fly Me To The Moon


なんかがあります。これらの楽曲はCMや店舗BGMで使用されることも多いため、どこかで耳にしたことがあるかもしれません。

スタンダードについて別の記事にてよく演奏される楽曲についてまとめたものがあります。非常に有益な記事だと思っているので興味のある方は是非のぞいてみてください。

セッション定番曲(セッションスタンダード)について

2017年12月29日

もちろん定番曲を演奏するばかりがジャムセッションではありません。

スタンダードの中から演奏しない場合では、

  • 自由にコード進行を決めて演奏する
  • ブルースなどの定番進行を演奏する

いうこともしばしばあります。

コード進行を決めて演奏する場合ではだいたい4~8小節程度の進行を決めて、ずっと繰り返して演奏することが多くみられます。

演奏の流れ

上でセッションでは、スタンダードと呼ばれる定番曲を中心に演奏することをお伝えしました。

ですが、スタンダードをCDの音源どおりに(音源のサイズで)演奏することはあまり多くありません。

実はセッションにはお決まりの流れがあります。
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実際のジャムセッションの場面では以下の流れになることが多いです。

セッション定番の流れ
  1. 演奏曲の決定
  2. イントロ
  3. テーマ
  4. ソロ
  5. テーマ
  6. アウトロ

演奏しようとしている曲のコード進行やサイズが分からない・不安な時は他の参加者に素直に聞いてみましょう。

それでは1~6のそれぞれのセクションにおいて、どのように演奏するかを説明していきます。

1-演奏する曲の決め方

セッションをする際、一番最初にどういった内容を演奏するか決めます。

大きく分けると2パターンが考えられます。

まずは先ほども紹介したセッション定番曲からいずれかの曲を選択して演奏するパターン。もうひとつは曲のキーやコード進行を決めて演奏するパターンです。

セッション定番曲(セッションスタンダード)について

2017年12月29日

このどちらになるかはイベントのセッションホスト(イベントを取り仕切るスタッフ演奏者)が決定することが主です。

当日参加しているお客さんを見て、この曲であれば演奏出来そう。もしくは、この曲は演奏出来ますか?といった考えから曲が提案されることがあります。

もしくは、参加しているお客さんからこの曲を演奏したいというリクエストがあればそれが優先されることも多く見られます。

もし、自分が演奏出来る曲に限りがある。この曲を演奏したいという希望がある場合は当日のセッションホストに希望を伝えましょう。

2-イントロ

曲のイントロです。どうやって演奏を始めるかを決めます。

例えば、

  • ドラムのカウント4つでオールインして、楽譜の最初から
  • ギターだけ最初2小節を繰り返して演奏して、9小節目からベースとドラムが入る
  • カウント4つでオールインして、Aメロ(レッテルA)を1周
といったような決め事をします。

どのように曲を始めていくか、参加者でイメージを共有しましょう。

3-テーマ

テーマとは歌やメロディにあたる部分です。

ここでは、誰がテーマを演奏するかを決めましょう。

選択肢としては

  • ギターが弾く
  • 鍵盤が弾く
  • Saxが吹く
  • ボーカルが歌う
  • などが考えられます。

    補足
    テーマを演奏することを「テーマをとる」という表現をします。
    「~をとる」という表現では、同様に「ソロをとる」といった表現もよく使われます。

    4-ソロ

    テーマが終わると次はソロに移ります。ここではどういう順番でソロをとるのかを決めます。

    具体的には、「ソロは最初にAさん。次にBさん、その後Cさんの順番」といった取り決めをします。

    お決まりの流れ
    事前に決め事が無ければ、管楽器 → ギター → 鍵盤 → ベース → ドラムという順番でソロをとることが多く見られます。

    また、自分はソロがとれない、とりたくないという場合には曲が始まる前に「ベース、ソロ弾きません!」などと伝えておくと安心です。(※ソロを弾かないからといって悪く思われることは無いので遠慮せずに言いましょう!

    他人のソロ中は何を演奏すれば良いのか

    セッション初心者の方からよく聞かれることに「人がソロを弾いている後ろでは何をしていいか分からない」といったものがあります。

    ソロ中はソリスト(ソロを弾いている人)が主役です。他のメンバーはその人がより良く演奏が出来るようにサポートしてあげましょう。

    慣れないうちは、ソロの進行にあたる部分のバッキングをずっと同じように繰り返すだけでもまったく問題ありません。慣れて来たプレイヤーでは、ソリストのフレーズに反応したフレーズを弾いてみたり。リズムを変えて後押ししてあげるなどの選択肢が考えられます。

    また、ボーカルの方だと余計に何をしていいのか分からないかと思いますが、手持ち無沙汰であれば一度ステージから離れても大丈夫です。慣れてきたらフェイクを入れるなどして盛り上げていけるとより素敵な演奏になります。

    5-テーマ

    多くの楽曲ではソロ回しの後に再度テーマを演奏します。ここで曲の終わりに向けて盛り上がりを見せます。

    ここで演奏する内容は3で弾いたテーマと同じ内容で問題ありません。

    セッションに慣れた方では盛り上がりをつけるためにフレーズを変えたりすると演奏がより良くなります。

    6-アウトロ

    2回目のテーマの後、どのように曲を終わるかを事前に決めて共有しておきます。

    多くの楽曲では2回目のテーマ部の最後がアウトロを兼ねていますが、中には独自の終わり方を見せる楽曲もあります。不安な場合は終わり方までしっかり共有した上で演奏に臨みましょう。

    アウトロが特殊な楽曲の例

    • Cantaloupe Island
    • Georgy Porgy
    • Feel Like Makin’ Love

    など・・・

    [quads id=2]

    ここまでがセッションの流れについての説明になります。


    セッションは「いつ」「どこで」「誰と」楽しむ?

    セッションになじみの浅い方にとっては不安になる一番の種だと思います。

    セッションはどこで開催されるのか

    注意
    前置きになりますが、こうしたジャムセッションは無数に存在します。ブログを書いている僕自身が実際に足を運んだ経験を元に書きますが、必ずしもこの限りではないということをご承知おきください。



    セッションはライブバーやライブハウスで行われることが主に見られます。

    ライブバーとはライブハウスほどの規模は無く、バーカウンターやステージがあるようなお店です。だいたいキャパ40人までの小さめなお店が多いように思います。ステージとフロアの境目が無く、フラットなステージで演奏するお店も多くあります。

    まれにライブハウスのような100人単位で入るお店でセッションを開催されていることもありますが、全体からするとあまり多くはありません。


    セッションは誰と楽しむのか

    前項で書いたとおりセッションはお店で開催されるのが主です。

    そのため、開催店やイベントにお客さんが定着しています。お店の雰囲気やセッションの雰囲気などみなさん居心地の良い所に集まってコミュニティが形成されています。

    10~20代の若手が集まってバリバリ活動しているお店もあれば、40~50代のおじさま方が気兼ねなく演奏されているお店もありお店やイベント毎に違った楽しみ方があります。

    大阪のジャムセッションでは、20代~40代のプレイヤーが中心にセッションに参加されている印象を受けます。

    イベントにもよりますが、セッションイベントの参加人数は10~20人程度までが主です。


    セッションはいつ開催されるか

    これはお店や地域によって大きく変わってきます。プレイヤーが多い地域だと頻繁に開催されていますが、プレイヤーが少ない地方だとやはり少ないようです。

    例えば、東京にはたくさんのミュージシャンが集まっているので、セッション文化も盛んなものになっています。下に掲載するお店には私も参加したことがあるのですが、

    ・歌舞伎町Golden Egg
     公式サイト→http://www.g-egg.info/top.html

    ・Somethin jazz club
     公式サイト→http://www.somethinjazz.com/jp/

    ほぼ毎日のようにセッションが開催されています。参加するミュージシャンにも色々な方が多く非常に面白い空間になっています。

    その一方、大阪では月に1回という頻度で開催されているイベントが大半を占めています。

    私の開催する「練習セッション」や「ルーキージャム」といったセッションイベントも月1回の開催としています。

    本ブログでは関西のセッション開催情報をこまめに更新しています。関西では2019年3月現在でおおよそ35のファンク系セッションイベントが開催されています。私はこのうち多数のイベントに参加してみましたが、どのイベントもそれぞれの特徴があり非常に面白いです。

    イベントや参加者それぞれに魅力があるので自分が楽しめるイベントを見つけて参加して頂ければとても素晴らしいと思います。

    最後に(参考動画有)

    出来る限り簡潔にまとめてみたつもりですが、文字では伝えきれていないかもしれません。

    実際にセッションイベントに参加する際には、慣れてそうな人を捕まえて色々と教えてもらいましょう!

    僕がキャッチできる情報は随時このブログで公開していくのでこちらもご参考としてください。

    最後に、これらの決まりごとを踏まえて演奏されたセッションの動画を置いておきます。

    有益な情報になればと思います。
    ■Chameleon

    ■Squadlive

    その他の記事を読む

2 件のコメント

    • Tomさんこんにちは。
      コメントありがとうございます。
      是非参加してください!
      練習セッションでももちろん良いのですが、
      超初心者ということであれば先月より開催しているスーパービギナーズセッションが一番ちょうどいいかもしれません。

      よろしけばご検討ください!!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1988.10.01生まれ。 大学入学とともにエレキベースを始める。大学在学中に吹田ヤングフェスティバルにて最優秀賞を受賞。卒業後はプロベーシストに師事し活動の幅を広げる。レッスンやサポートを行う一方でジャムセッションの魅力に惹きこまれ、関東・関西のジャムセッションに参加する。 数多のプロミュージシャンとセッションを行う中でミュージシャンとして求められるスキルを磨き、自身の活動に取り入れている。 近年はセッションの魅力を広めるべく初心者を対象とした「ジャムセッションの練習セッション」を主催。また、「関西ジャムセッション」・「スーパービギナーズセッション」でもホストベーシストを担当。