1/25(土)ボーカル&ポップスセッション開催

次世代通信5Gによるミュージシャンへの影響が半端ない

こんにちは、ベーシストのドウノです。

今日の記事は雑記です。でもnoteとかにとどめておくには大きな内容なのでブログにしたためてみます。ちゃんと音楽に関わることを書いていきますので最後まで読んで頂けると幸いです。

スマートフォンの普及

モバイル環境の激変

さて、スマートフォンを皆が所有するようになってはや10年余り。私も大学生の頃からスマートフォンを持つようになり、現在ではスマホなしでは私生活に弊害がでる程に生活に密着するデバイスになりました。

この10年でこのモバイル端末をとりまく通信環境も激変して来ています。

私個人が所有していた端末でも
3G⇒3G+wimax⇒4G
と通信形式が激変してきています。

wimax
私が過去に所有していた端末では、3Gに加えてwimaxを標準サービスで利用できる端末がありました。

こうしたモバイル端末の通信料増加に伴って、固定回線をとりまく状況も変わってきています。10年前は聞いたことが無かったwifiという単語が今は日常に溶け込んでいます。

モバイル端末の利用用途の変化

スマートフォンの登場当時、あるいはそれ以前のフィーチャーフォン(ガラケー)時代からすると、端末の利用用途は大きく変わってきています。

当たり前に高音質の音楽を聴くことが出来る。当たり前に高画質の動画やYouTubeを見ることが出来る。当たり前に無料でビデオ通話をすることが出来る。現代はこうした利用用途が当たり前になっています。

そんなさなかで技術革新として話題に挙がっているのが5G(第五世代移動通信システム)です。

5G(第五世代移動通信システム)とは

5Gってそもそもなにか?

5Gとは読んで字のごとく、4Gに続く次世代の通信規格のことです。

では、4Gから5Gにかけて何が変わるかというと。

通信速度が速くなります

ここまでは想像出来ることでしょう。
規格が変わってこれまで以上に通信が早くなってインターネットやSNS利用時のストレスが減るんだろうなー。と。ですが、肩透かしをしたいわけではありません。

最も身近なところで考えるとこの程度に思える変化ですが、深堀していくと私たちの生活をガラリと変えてしまうものかもしれません。

5Gの特徴

5Gの通信は「超高速、低遅延、多数同時接続」という技術的な特徴がうたわれています。以下ではより私たちの生活に分かりやすく密着する超高速・低遅延について触れてみます。

超高速の特徴

通信速度に着目すると5Gは20Gbpsを理論値としており、現在国内で主流となっているLTEと比較するとおよそ100倍の通信速度を誇ります。

技術的理由について
高速通信を誇る理由はこれまで利用している周波数帯に加えて、帯域幅の広い周波数帯を用いるためです。本記事では詳細は割愛しますので、気になる方は調べてみてください。

低遅延の特徴

5Gではネットワーク遅延が1ms(1000分の1秒)以下と非常に小さく遠隔地でも時間によるずれが生じにくい仕組みとなっています。これまでの通話や映像転送のように、若干~数秒程度のラグが発生することも無くなる模様です。

2019年現在でも、脳外科手術やドローン操作といったものをはじめとして、様々な遠隔実験が実施されています。遠隔地にいながら手術を行うことが出来る程度の速度や精密性が保証されるのが5Gの特徴の一つです。

超高速通信と私たち音楽家の生活

5Gがなんとなく優れていることはここまでのお話でご理解いただけたかと思います。

それでは私たち音楽家と次世代通信の関係について考えてみます。これ以降は私の主観が大きく入りますので、個人的見解ととらえて頂きますようお願い致します。

備考
ここでいう音楽家とは職業音楽家を指すものではなく、音楽を楽しむ方を指すものとします。

“客観”から”体験”への変化

5Gの持つ、高速・低遅延という特徴はこれまでの“画面越しの第三者”としての立ち位置を大きく変えてしまうものかもしれません。

2019年1月、H2LとNTT docomoの間で5G事業についての協業が執り行われるようになりました。事業内容は「BodySharing技術」として、遠隔地にいる人の感覚を電気信号を利用して共有するというものです。

この技術が実用化されるようになれば、従来の視覚や聴覚で得られる情報から更に進んだ感覚を共有することが可能となります。

これを私たち楽器を演奏する者に当てはめると、革命がおこります。フォームや演奏の感覚を共有することが可能となるのです。

指の動かし方、身体の使い方、演奏中の休ませ方、喉の使い方、リズムのとり方……。こうした言葉で表現するには非常に難しい感覚の共有を電気信号で行うことが出来れば、自身の体験として覚えることが出来るようになります。

具体例を挙げてみると、スラップのやり方について。「見ているだけではどうやって手や指を動かしているか分からない」といった疑問に対して、感覚を共有することで”自身の体験として理解する”ことが可能となるのです。

この技術が身近なレベルにまで普及するのは1年後なのか10年後なのかは現状不透明ですが、これまでの音楽的教育体系をぶっ壊すような、、、そんな想像をはるかに超えた技術革新がすぐそばに迫っているのかもしれません。

“場所”の制約から解き放たれる

上記で取り上げた感覚については現実的ではありながらも少し未来の話になるかもしれません。

それでは次にはもう少し近未来の話を取り上げてみます。

こちらでは、高速通信・低遅延による場所問題の解決について取り上げます。

例えば以下の例…

ライブに向けたリハーサルを行いたいが、ギタリストが長期出張に出てしまって予定があわない…。

出張に限らず、居住地や仕事の状況によっては誰にでもありうる非常に身近な問題です。

ここに「高速・低遅延な通信」が手に入るとどうでしょうか。
送受信デバイスを用意する必要はありますが、都合のつかないギタリストは出張先のホテルからパソコンのインターフェースにギターを突っ込んでリハーサルに参加する…そんなということも可能になるでしょう。

ギタリストがビデオ通話の映像を見ながらリハーサルに参加する。演奏は専用デバイスを通して、リハーサルスタジオのアンプから再生する。こう考えると必ずしも不可能でないように思えます。

超高速・低遅延通信が近未来に迫った今では夢物語では無くなってきています。大げさに考えると、、もしかしたらリハーサルスタジオといったビジネスモデルそのものに大きな影響を与えるかもしれません。

さて、ここではバンドメンバーのロケーション問題に着目していましたが、更に視野を広げるとどうでしょうか。

例えば、NewYorkやLAに住むスーパーミュージシャンと遅延なくやりとりが出来るとしたら……遠隔地でもストレスなくディレクションが出来るとしたら。

こうなれば彼らのスケジュールを拘束する必要もなければ、来日費用も不要になります。一例を挙げるとレコーディングの体系なんかはガラリと変わってくるかもしれません。

じゃあ、これまでの仕事の体系はどうなるのか…?この先は想像に難くありません。

遠隔地であってもまるでその場でやりとりをしているような臨場感を味わうことが出来れば、場所による問題の多くは解決してしまいます。そうなればビジネスにかける予算配分は変わってくるでしょう。

ここで取り上げた内容は技術が確立していない今現在では夢物語かもしれませんが、そう遠くない未来には実現することなんではないかと考えています。だってこの20年で技術は想像できなかったほどに革新を迎えてきたのですから。

来年以降実運用され始める5Gの通信規格で大きく変わってくることもあるでしょう。仮に、今回の技術革新で上記までの変化が訪れなかったとしても、10年後・20年後の技術ではどうでしょうか。

20年後、私はまだ50代です。
その頃には私たちの常識は覆されて想像すらしていなかった未来が訪れているかもしれません。

私たちと音楽との関わり方、ミュージシャンをはじめとした音楽を介したビジネスの在り方、

そして、最後に、ジャムセッションというコミュニケーションは今後どのように変化していくのでしょうか。今後も残っていくもの、今後別の手段に置き換わっていくもの。色々な方向にアンテナを張ってより面白い人生を送っていきたいと思います。未来が非常に楽しみです。