こんにちは、HOWジャム音楽教室ベース担当のどーのです。
今日紹介する楽曲は、Bobby Hebbの「Sunny」です。
ジャズファンクセッションでかなりの頻度で演奏されるこの楽曲について、この機に覚えましょう。
この曲にはイントロとアウトロで少し独自ルールがあります。留意して覚えましょう!
Bobby Hebb(ボビー・ヘブ)について
Bobby Hebb(ボビー・ヘブ)について氏はアメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル州出身のソウル歌手です。歌手の一方で自身もピアニストとして活動するキャリアも有しています。
2010年に72歳で亡くなっていますが、本ページでも取り扱うSunnyは数多くの方々にカバーされて親しまれている楽曲です。
Sunnyをカバーした方々の一例は以下です。
James Brown、Jamiroquai、Stevie Wonder、Billie Eilish
伝説級の偉大なミュージシャンをはじめとして、現代の新進気鋭のアーティストまで幅広く支持されていることが分かります。
また、これ以外にも日本人でも勝新太郎、奥田民生、鈴木雅之、小野リサらによってカバーされています。
Sunny(サニー)について
Sunnyの譜面は以下のようになります。
この曲は主にキー=Amで演奏されます。
イントロ
この曲を演奏する場合にはだいたい2つのイントロに分けられます
パターン1.
ドラマーの4カウントに応じていきなりテーマに入ります。
1.2.3.4, Sunny~♪
と、ちょっといきなり感も否めませんが割とよくある始め方です。
パターン2.
テーマの最後のコード2小説を繰り返して演奏します。
│Am7│E7│Am7│E7│
といった単位ですね。画像では以下のようになります。
この2つのコードをしばらく繰り返して雰囲気が整ったらテーマに進んでいきます。
こうした場合4小節単位で繰り返しますが、繰り返し回数に明確な決まりはなくボーカリスト(もしくはテーマをとる人)が始めようと思ったタイミングで合図を出して進行していきます。
テーマ
ボーカリストがテーマ(メロディ)を歌います。インストで演奏する場合には管楽器・鍵盤・ギターなどの楽器でテーマを取ります。
この曲についてはAメロ・Bメロといった区分はなく、4小節の似たようなコード進行×3+4小節の合計16小説を繰り返し演奏します。
演奏するテンポにもよりますが、テーマを1回演奏するのに3-40秒程度と他の定番曲に比べて短い楽曲です。
このためテーマは1回で終わらずに2周を1セットとして取り扱うことが非常に多くみられます。
ソロ
ソロ部もこの曲のテーマと同じ16小節単位で繰り返し演奏します。
16小節をn回演奏します。テーマと同様に複数周演奏されることが多いです。
何回演奏するかは演奏者の裁量に任されるため、あまり長くなり過ぎないように注意しましょう。個人的には2周~多くても4周までにするのが良いかと考えています。
ソロを終える場合には、演奏するフレーズのみではなく、「声を出す・手を上げる」といった行動でソロが終わることを伝えることも出来ます。
多少不恰好になっても全然問題ないので、次のソリスト(ソロを弾く人)のためにも自分のソロが終わることを周りに伝えてあげましょう。
ここでソロの受け渡しに失敗すると、次の人がソロを始めることが出来ずに更に自分で16小節演奏することになります…
バックテーマ&アウトロ
ソロが終わったあとにはテーマに戻ります。
このテーマの進め方はソロ前に演奏したテーマ部と同様です。16小節のテーマを2回演奏します。
この際に2回目の最後14~15小節目を繰り返したのち、テンポを落としてAmで終わります。繰り返し回数は4回程度を目安にします。譜面で見ると以下のようになります。
逆にわかりにくい…?
まとめ
ジャズファンク系のセッションではよく演奏されるSunnyについて解説してみました。
基本的には16小節単位で繰り返すだけなのであまり複雑な部分はありませんが、イントロおよびアウトロについては独自の進行となる場合があります。
本ページでは一例を示していますが、演奏する人によってルールが若干ちがう可能性もあるので演奏前に確認するとより良いです!
Sunnyの解説は以上になります。
質問などありましたらお気軽にご連絡ください。
Sunnyをセッションで練習してみる
HOWジャムの開催する初心者セッションでもSunnyをよく取り扱います。
是非一緒に練習しましょう。
参加申し込みは以下から可能です。