こんにちは、ベーシストのドウノです。
近年通常の演奏活動に加えてベースのレッスンを行っております。
受講生の方にレッスンをしている中で「もっと早くベースを習えば良かった。」という言葉を聞きます。レッスンを受講する立場・指導する立場の両方を経験した上で感じる「レッスンとの付き合い方」について考えてみたいと思います。
私がベースプレイヤーなのでベーシストを想定して書いていますが、概ねどの楽器についても当てはまると思いますので参考にして頂ければ幸いです。
レッスンは「少しでも早く」受講すべき
少々強い表現を使いましたが、タイトルに書いたとおり(より音楽を楽しみたいのであれば)レッスンは少しでも早く受講した方が良いと考えています。
もちろんレッスンを受けないといけない!という訳ではありません。
僕が大変お世話になっている先生や、知人のプレイヤーの中にも誰かに師事↓ことなくとも素晴らしいミュージシャンになっている方はいらっしゃいます。
その一方で多くのプレイヤーにとって、「レッスンを受講することによるメリット」は多くあります。
レッスン受講のメリット
私が考えるレッスンのメリットを大きくまとめると以下のようになります。
- 効率的に成長できる
- 世界の広さを教えてくれる
- 現実を直視出来る
少しずつ語ってみます。
効率的に成長できる
大きなメリットの1つめがコレです。
レッスン講師の過去の経験を生かして、効率的なカリキュラムを受講することが出来ます。
これにより、独学で考え取り組む練習よりもより効率的に演奏力を向上させることが出来ます。
逆に、独学で練習していると知らず知らず、良いプレイの妨げとなるクセが付いてしまうことがあります。このクセを矯正するためには長い時間を要することもあるため、可能であれば有識者の目からプレイを見て貰うのは良いことだと思います。
世界の広さを教えてくれる
これは他の2つに比べると直接的な内容からは逸れます。レッスンを受講していると、講師の方の演奏の話や現場の話を聞くことが多く見られます。
どんな場所でどんな人と演奏した、どんな経験をした。など自分より上のステージで演奏している講師の話には非常に興味深い話も多く、強い憧れを覚えることもあります。こうした気持ちは強いモチベーションとなり、結果として練習に繋がっていくことも少なくありません。
また、講師自身の経験の話のみではなく、こうした音楽・CDがある。○○というプレイヤーがいる。など、興味を持てそうな知識を伝えてくれる場合もあります。
こうした音楽全般のさまざまな魅力を伝えることも講師に出来るレッスンのひとつだと思います。
現実を直視出来る
最後に紹介するのは私の経験上もっともレッスンを受けて良かったと感じた内容です。
レッスンが行われる中では、講師の提示した内容を受講者が弾いて練習する。という場面が少なからず見られます。私は初めてレッスンを受けた際に講師の演奏した内容と自分の演奏した内容のクオリティの差に愕然としました。
多少なり弾けているつもりで演奏していたことが、あくまで「弾けているつもり」でちゃんと弾けていなかったことを痛感しました。そこからは講師の演奏をお手本にして出来るだけ近づけるという取り組みを行うことで効率的に成長することが出来ました。
レッスン受講のデメリット
メリットに対してデメリットは以下です。
- お金がかかる!
コレに尽きます・・・!
お金がかかる
当たり前の話ではありますが、レッスンを受講するためにはお金がかかります。継続的にかかってくる話にもなりますのであまり安いものではありません。
大阪のプロのレッスンの相場だと、
「5,000~8,000円 / 1時間」+「場所代 1,000円 / 1時間」程度。
東京のプレイヤーのレッスン料金を見ていると平気で倍くらいする方もいてるのでまだ比較的良心的・・・?
若手ミュージシャンや私のように本職を別にするミュージシャンの相場で
「4,000~5,000円 / 1時間」+「場所代 1,000円 / 1時間」程度。
いずれにしろそこそこにお金がかかってくるものなのでお財布との相談が必要です。
費用対効果で見ると安いか
金額的なところを見るとまぁまぁ二の足を踏んでしまうところがあると思います。私自身もレッスンを受け始める前は金銭的な理由で受講していませんでしたし、、、なにより「出費は痛いけどまぁ頑張れば・・・」っていう価格帯なのも踏み出しにくい理由だと思います。
とはいえ、いざ受講してみると効果からすると高くはない料金だと感じました。
特に会社員や主婦のプレイヤーにとって、演奏や練習に費やせる時間はごくわずかです。そのわずかな時間の中で効率的に練習を進め、モチベーション維持する必要があります。この効果を得るためにはレッスンは非常に効果的な取り組みです。
そのため、私はレッスンの受講を勧めます。
講師にも色々なタイプがある
ここまではレッスンの良さについて説いてきましたが、レッスンを行う講師にも色々なタイプのプレイヤーがいます。
- スパルタな厳しい指導
- フォローがキメ細やかな指導
- やさしく手取り足取りな指導
- 優しさと厳しさバランスの良い指導
- 感覚的にイメージを伝える指導
- 論理的にイメージを伝える指導
これは講師側受講者側のともに得意・不得意や指導方針があるため、一概にどれが良いとはいえません。
ただ、講師受講者ともに得意とするタイプがあります。そのためレッスンを受ける立場からすると、自分のタイプにあった講師のレッスンを受けることが一番幸せになれます。
そういう意味では著名なミュージシャンの指導を受けることが良いとは必ずしも言えないかも知れません。
まとめ
これまでに書いたとおり、私はレッスンの受講をオススメします。
良い講師にめぐり合い、良い指導を受けることで音楽活動はより楽しいものになります。
多くの講師や教室では体験レッスンも用意されています。一度受講してみて自分に合いそうか、継続して受講したいと思えるかを確かめてみるのも良いでしょう!
私のレッスンはコチラから
最後に、本記事の最初でも書きましたが、私もベースレッスンを行っています。もし興味を持ってもらえた方がいらっしゃれば是非ご連絡ください。お力添えをする準備をしながらお待ちしております。