2/16(金)にVictor Wootenの来日公演に行って来ました。
ビルボード大阪にて行われた21:30~の2ndステージです。
今回の公演では、
というメンバーでの公演でした。
昨年2017年にアルバム発表されたメンバーです。
アルバムは以下。
個人的には初生ウッテンでした。大学時代にベースをはじめて間もなく、YouTubeで彼の演奏を見て衝撃を受けたのは記憶に新しい。。。
当時ろくに出来なかったサムアップや2連プルタッピングなど見て何が起こっているのかさっぱりわかりませんでした。それと共に4弦のベースという楽器の可能性の広さを感じました。
上で触れているのは彼のテクニックについてですが、Victor Wootenの魅力はそこに留まりません。
あくまで個人的な見解ですが、、、Victor Wootenの魅力はそのリズムやグルーヴにあると思っています。
どうしても手数に目が向いてしまいますが、それをなし得るための基礎力の次元が違います。
彼のDVD「Groove WorkShop」でもベーシストAnthony Wellingtonと共に、リズムについて強く触れています。ベーシストとしてこのリズムに対する意識は強く見習わなければなりません。耳が痛い。
さて、本題のライブの感想について書きます。
前述の通り今回のライブは3人での公演でした。恐ろしいことに、和音楽器が一人もいないんです。
音の隙間を埋めるために、Victor Wootenが例のごとくコード弾きを多様したり、Bob Franceschiniがエフェクター(オクターバーやピッチシフターかな)を使用して和音を奏でたりという対応をしていました。それに対してDennis Chambersは多彩なリズムアプローチで変化をつけていました。
音楽的には少し難解な音使いが多く聞こえたように感じました。(僕自身あまり音感が良くないので詳しいことは分かりませんが、、、)特に、Bob Franceschiniの調性に沿っているのかどうなのかよく分からんことも多かったです。
Dennis Chambersは全盛期のパワフルなドラムではありませんでしたが、随所からデニチェン節を感じることが出来ました。
リズム面では抜群のアプローチから観客をおいてぼりにする場面も見られました。数年前に身体を壊してすっかり痩せてしまっていたことを考えるとまたドラムを聴くことが出来て嬉しい限りです。
Victor Wootenについての感想と気付いたことをざっと。
- 指のタッチは予想以上に柔らかい
- 握手してもらった感じ手も結構柔らかい
- アンプからの出音だけだと吊るしのフォデラとイメージそんなに変わらずスピーカーからの音も混ざってくるとよりウッテンらしい印象。理由は知らん
- 間近でも見ても何やってるかわからんもんは分からん
- インヤンの方がベースらしい音がしてる。モナークの方はインヤンに比べるとちょっと腰高な印象
- 例のワーミーはデジテック製(青)
- 割とピックアップ寄りの位置でスラップしてたりもする
生で見て気付けたのはこんなところかな・・・・・トータルしてかっこよかった。
また次回の来日公演のときには見に行きたいと思えるライブでした。