こんにちは、ベーシストのどーのです。
最近、うちの娘は急に肩車が好きになってきました。もっと小さな頃からやってるんですけれど、なぜか急に。肩車して欲しいときには僕に「かたぐるまロボ!」と呼び掛けてきます。かわいい。
世の中の混乱と新しい取り組み
さて、世の中はウィルスの影響で大変な混乱状態にありますね。
私の周りでも例にもれず様々なところで問題が起こっており、僕自身が教えにいってる教室でも休講になったりと対応に追われています。
知人友人のSNSを見ていると、こうして予定が変わってしまったことを機に普段取り組めない新しいことを始められている方がちらほらと見受けられます。前向きで非常に素晴らしいなと思いました。
改めて言うまでもないことかもしれませんが、こうして新しいことを始めるには非常に大きなエネルギーが必要です。
皆さんにも色々な「やりたいこと」や「やった方がいい(と思っている)こと」はたくさんあると思いますが、それを実行に移すことは中々出来ることではありません。
新しいことを始めた方がいいのは分かるのだけれど手が付けられない
では、なぜ実行に移すことが大変なのでしょうか。私個人として考えてみると以下の理由が浮かんで来ました・
- 時間がかかる
- 成果に確証が持てない
それぞれに注目して深掘りしてみます。
新しいことに取り組むには時間がかかる
私の場合まずはじめに思い浮かんだのはこの理由です。
新しいことをはじめようとした時には色々な考えが浮かんでくるものです。
「あぁしたい、こうしたい。」
「あれもやった方が良いかな?」
「この方がいいんじゃないだろうか…」
こうして色々と思考を巡らせると、ある程度までまとめたところから考えが止まってしまう場合があります。
その考えを”綺麗に整理”したり、”完璧な計画をたてる”ためには非常に時間がかかるものです。
場合によってはいくら考えても、一番良い方法を絞り込むことが出来ずに困り果ててしまうこともあります。
そう考えると「新しいことを行うためにはまとまった時間が必要だ…」なんて考えてしまうものです。
成果に確証が持てない
2つ目に思いついた理由はこれです。「成果」と書くと仰々しく聞こえるかもしれませんが、とても小さな話でも勿論「成果」です。
例えば、新しい練習方法を人から聞いたときに、「なんとなく効果があるとは思うんだけれど、これを練習したところで本当に上達するか分からない…」。
私はこんな考えはこの成果に確証が持てないパターンに分類しています。
こう考えてしまうと、せっかく聞いた練習方法に取り組む気が無くなってしまいます。
一歩踏み出すためには「考えすぎない」こと
私はこうした場合に「考えすぎないこと」を心がけることを意識しています。
大まかなステップは以下。
- やりたいことを思いつく
- やりたいことによって起こるメリットやデメリットを熟考する
- 考えが止まる…
- ひとまず実行に移す
ポイントはやりたいことによって起こるメリットやデメリットについて熟考することです。
このステップで手を抜くと考え及ばずで痛い目を見たり他人に迷惑をかけることもあるので、現在の自分で出来る範囲で一生懸命に考えてみます。
そうして取り組んでいくと、どこかのポイントで考えが止まります。
それは自分の中で隙のない計画が立ったタイミングかもしれませんし、逆にある程度考えられたけれどこれ以上どうすれば良いか…という場合もあるかもしれません。
そこまで来た時点で実行に移す準備に移ります。この理由は以下の2点です。
- 時間をかけてもあまり良くならない
- 実行に移して初めて分かることもある
1点目は時間をかけてもあまりよくならない。と書きました。
これは考えが止まった時点で、「その時点で考え付くアイデアが出尽くしている可能性がある」と考えます。
もちろん、それ以上に時間をかけることでより良い方法を思いつく場合もありますが、多くの場合は劇的な改善は無く時間を無駄にすることが多いものです。
2点目は読んだままの内容です。
どれほど脳内シミュレーションをしたところで、実際には想像しなかったことが起こります。それは良い点でも悪い点でもどちらにも起こりうるもので、他人を巻き込むような試みであれば更に想像すらしないことが発生するものです。
これらの理由からまず熟考した内容をある程度の段階で行動に移すことを勧めます。
50点の内容を実行に移すメリット
こうして一生懸命に考えた内容をある程度の時点で実行に移すことには複数のメリットがあります。
- より早く成果に繋げることが出来る
- 実行とともに内容を改善することが出来る
- 次の試みに繋げることが出来る
上記の通り、思いついたことをより早く実行に移すことでより早く成果に繋げることが出来ます。
先にあげた練習についてであれば、1日でも早く練習に移すことでより早く上達に繋げることが出来ます。他人を巻き込んだイベントのような性質のものであれば、より早く他人にイベントの価値を提供することが出来ます。
更に、実行に移して初めて気づいたことを自分の行動にフィードバックすることで、より良い内容に改善していくことが出来ます。こうして試行⇒改善のプロセスを繰り返し行っていくことで、最初の想像段階で考えられる範囲が広がります。つまりどんどん考えるための能力が磨かれていくことに繋がります。
こうした理由から「とりあえずやってみる」という事には非常に価値があると考えます。
もちろん、他人に迷惑をかけたり自分が損害を被る可能性があるものについては、いつも以上に事前の熟考プロセスに時間をかける必要がありますので、実施内容によってそのバランスは調整してみてください。
とりあえずギターを買ってみた
というわけで、最後になりましたが私がギターを買ってみた理由。
これは完全に「とりあえず弾けた方がいいだろうから買ってみる!」です。
ベーシストという立場上、和音に対する理解が他のパートに比べて弱くなってしまうという事を意識しています。
また、セッションを推し進める立場として、多少はギターを弾けた方が様々な可能性が広がるとはずっと考えていました。
だから、とりあえず買ってみました。どういった練習をするかとか、どういった具体的な目標を立てるとかそのあたりは今回はあと回しにしてます。
そのあたりは今は想像できないので、やってみつつ改善を繰り返してみたいと思います。
とりあえずセッションに参加してみよう
せっかくなので思いっきり宣伝してみます。
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